大地震の影響で品薄/食料品、電池、燃料など需要高
(2011年3月14日)
「被災地を優先して供給」と貼り紙(ローソン高崎駅前八島町店)
食料品、日用品、燃料など「買いだめ」の動きが強まる
大地震の影響で、高崎市内でも一部商品などに品薄や、食料品の備蓄などの動きが強まりスーパーの品切れなども起こっている。具体的に品切れが起こっているのは、懐中電灯に使う電池(特に単一サイズ)や使い捨てカイロ、缶詰製品やパン類など。計画停電の情報が入ってからは、加熱せずに食べられるものが売れているようだ。
また、ガソリンスタンドでは、給油や灯油購入のため、車の列ができている。給油所によっては、1回あたりの購入量を制限するところもあるようだ。
コンビニエスストアでは、品薄状態。「被災地域への供給を最優先しています」と話す。おにぎりやパン、電池なども売り切れや在庫薄となっている。
高崎駅周辺では、ファッション関係の店舗が多いためか、計画停電に協力するため閉店の店舗が目立っている。食に関わる店に限っては営業をしているところが多い。食料品販売関係は、商品調達および輸送ルート確保が困難なことから、品薄であるが、来客数は横ばいまたは増加。需要はいつも以上にあるようだ。
外食関係に関しても「3月11日のディナータイムは200名の来店があった(環状線のファミリーレストラン)」というところもあるように、来客数は減少せず、かえって増えているようだ。
「配送が来ないのでメニューを限定して営業しています(ファーストフード店)。通常のメニューに戻すのがいつになるかはわかりません」と話すように、限られた食材を販売している。
高崎駅近くの飲食店では「飲食が足りないようなので、定休日を返上して営業したいと思います。停電と重ならければ営業します」と話す。客の需要に可能な限り応えようと協力している姿も見られた。