23年度から入札制度を変更
(2011年2月21日)
ダンピングによる原価割れ、下請けへのしわ寄せ防止
高崎市は、低価格受注、いわゆるダンピングによる原価割れや下請け業者へのしわ寄せを防止し、質の高い公共工事を行うため、平成23年度から、基準価格の算定方法の変更を含めた入札制度の変更を行う。
低入札調査基準価格の算出方法では、現場管理費の算定係数が10分の6から10分の7に引き上げられた。また、これまで、予定価格の10分の8から3分の2の範囲内に入っていることが条件だったが、新しい制度では、予定価格の10分の9から10分の7の範囲に変更になった。
また、総合評価落札方式では、総合評価点の算定で、価格以外の評価点の比重が大きくなった。新しい制度では、工事の実績や優良工事表彰、担当する技術者の成績や経験、優秀技術者表彰などが、これまで以上に重視されるようになった。
測量・建設コンサルティング、警備、清掃などの役務(えきむ)についても、最低制限価格制度が、23年度から導入される。最低価格は予定価格の10分の7とされる。