歴史ある高崎の獅子舞を披露
(2010年11月30日)
「一人立ち3頭獅子舞」は関東一の獅子組を持つ
28日に高崎市文化会館で、「獅子舞大会」が行われ、市内12団体が競演した。
獅子舞は、最も古くから伝わる民俗芸能で、合併により高崎市内には、一人立ち三頭獅子舞が39組となり、関東一となっている。出演した獅子組の歴史は古く、三百年から四百年前からの伝承といわれている団体も多い。阿久津町の獅子舞は、群馬の三宗家として歴史的にも貴重な伝承となっている。また一時期、伝承が途絶えていた獅子舞も地域の努力によって再興されてきている。
下滝町の獅子舞保存会では「市制90周年で踊った子が今は30代になり、子どもを連れて練習にやってきた。親子で参加したいとがんばってきた」、阿久津町の保存会では「5歳の子が、初舞台なので応援してほしい」など会場に呼びかけ大きな拍手を浴びていた。
実行委員会は、開催をしめくくるにあたって「地域の獅子舞の継承と発展をみなさんにお願いしたい。地元のうるおいのあるまちづくりが、高崎市の発展につながる。大盛会に終えられたことを感謝したい」とあいさつした。
来場者も獅子舞に携わる市民や民俗芸能ファンが多く、各団体の演目、演技を見比べながら、楽しんでいた。
出演団体は、次の通り。
大八木町諏訪神社獅子舞保存会。新町諏訪神社獅子舞保存会。並榎町獅子舞保存会。保渡田町諏訪神社獅子舞保存会。倉賀野田子屋獅子舞保存会。倉渕町水沼獅子舞保存会。貝沢東組獅子舞保存会。箕郷町生原北野神社獅子舞保存会。下滝町獅子舞保存会。吉井町多比良谷獅子舞保存会。阿久津町獅子舞保存会。石原町清水獅子舞保存会。