高経大中期目標をはかる
(2010年11月29日)
知の交流拠点を理念。ハラスメント対策も盛り込む
高崎市は来年4月1日に、高崎経済大学が公立大学法人に移行することに伴う条例案などを高崎市議会12月定例会にはかる。
高崎経済大学の学校用地や建物は高崎市から新しく設置される公立大学法人に引き継がれる。
また、公立大学法人の設置に必要となる「中期目標」が定められ、平成23年4月から29年3月までに達成する目標を掲げている。「知の交流拠点-地域に立脚し、世界に発信する」を基本理念に、教育研究、地域貢献など9分野について、計画的な取り組みが行われる。
「教育の質の向上に関する目標」では、意欲的な学生を確保するための学生像を示した「アドミッション・ポリシー」、授業の質を向上させるための「ファカルティ・デベロップメント」を作成し、人材育成をはかっていく。
地域貢献では、生涯学習の拠点として市民に知的財産を還元するほか、地域の住民や企業と連携し、地域産業の創出と活性化に貢献していく。
学生に対する支援では、心身の健康相談を充実させるとともに、学生に対するアカデミック・ハラスメント、セクシャル・ハラスメントなどの問題に適切に対処し、防止対策、事後対応をはかっていくことなどが盛り込まれている。