鳥獣対策の活動拠点/農林大学校内
(2012年7月9日)
群馬県と日本獣医生命科学大学
イノシシ、ニホンジカなど野生鳥獣による農林作物等の被害が群馬県内の中山間地域を中心に深刻化し、ハクビシンやアライグマによる果樹被害も増えてきており、被害地域は拡大していることから、県は、鳥獣被害対策を強化するため、平成21年に日本獣医生命科学大学と包括連携協定を締結、平成22年度から箕郷町の農林大学校内に鳥獣被害対策支援センターを設置し、地域対策を支援してきた。
平成24年度から、同大学の活動拠点として「群馬ステーション」を同支援センターに併設し、連携を一層強化する。効果的な対策技術の開発や専門的技術者の育成に結びつけ、被害軽減を図っていく。
群馬県と日本獣医生命科学大学では、①新たなニホンザル群れ管理技術の開発、②里グマの出没メカニズムの解明、③大型野生鳥獣(イノシシ、カモシカ)の農地侵入行動の解明、④カモシカ等による被害発生メカニズムの解明、⑤外来生物(アライグマ)の生態的特性に応じた効率的捕獲技術の開発など、新たな共同研究に取り組んでいく。
「群馬ステーション」開所式は7月10日に行われる。