新聞・テレビも注目「商工たかさき」！街の話題がメディアでフィーバー
（2009年3月）
「商工たかさき」2008年11月号フラッシュページで紹介した記事がきっかけで、新聞、ブログ、テレビ、雑誌‥‥など、次々と全国に波及していった｢猫のみいちゃん｣の話題。毎月5,500部を送付している「商工たかさき」は、そのほとんどが旧市内の会員事業所宛である。商工会議所の会報が新聞記者の目に留まり、次々とメディアが注目し、全国へ広がって行った様を追ってみた。
写真はテレビ朝日取材風景。
○きっかけは「商工たかさき」
田町の電器屋さん「ダイイチストア」（高橋充社長）には連日数十人の人が猫の“みいちゃん”に会いに、遠くは埼玉、東京からも訪れる。
“みいちゃん”はもともと捨て猫で、高橋さんが、高崎神社から拾って来た。人なつっこい“みいちゃん”を目当てに訪れる人が増え、ついでに乾電池などを買って帰るお客さんが現われ、そのうちにＤＶＤ、こたつ、ついに液晶テレビまで売れたという、まさに「猫の恩返し」。
近所で話題になっていたこの話が初めてメディアに登場したのは、５月15日の「電波新聞」に掲載された約３５０字程度の小さなコラム。たまたま訪れていた記者が「みいちゃんからこれを買うわ」というお客の言葉を耳にしたのがきっかけだった。
この話を聞き、本誌「商工たかさき」11月号「フラッシュページ」欄で「猫の恩返し」のタイトルで掲載した。また、高崎商工会議所提供のラジオ高崎「この人と10分」（11月４日放送）の番組にも出演してもらい、“みいちゃん”の話題を放送した。ただし、話し手は“みいちゃん”ではなく、妻の洋子さん。
かねてより「商工たかさき」を目にしている東京新聞の菅原記者は、フラッシュページ欄の“猫がテレビを売った”という 記事の内容に疑問を抱くとともに興味も抱いた。そこでさっそく「ダイイチストア」を訪れ、テレビを買ったお客に取材し、確認後１月５日付け群馬版紙面に、「商売繁盛『猫の恩返し』」を掲載した。
〇新聞、ブログ、テレビ、雑誌へとますますヒートアップ
和歌山県には駅長として経済効果を上げている猫の“たま”がいるが、昨今の猫ブームと東京新聞の記事をきっかけに“みいちゃん”も一気にブログでも話題になった。１月８日にはテレビ朝日が訪れ、10時から６時間にわたり、高橋社長、訪れるお客、捨てられていた高崎神社にまで取材が行われ、１月22日、ニュース番組「スーパーＪチャンネル」の中で放送された。「東京新聞の記事が載っているホームページがきっかけで、テレビの取材が来たみたいよ」と洋子さん。
その後も東京新聞に続き朝日新聞、上毛新聞などで続々と掲載された。
インターネット上（ユーチューブ）でも“みいちゃん”の動画はまだまだアクセス上昇中。
今後も猫専門雑誌、ペット専門雑誌と、取材依頼が続く。“みいちゃん”は忙しくても、マイペースだが。
〇全国へ向けて、発信
毎月、会員事業所へ送付している「商工たかさき」から、全国へデビューしたこの話題。過去にも本誌がきっかけでテレビ取材されたこともあったが、我々スタッフは今回の“みいちゃん”フィーバーを驚きと、喜びと、緊張を持って捉えている。そして、会員の皆様もこの「商工たかさき」を広告、告知等でおおいに利用していただきたい。全国デビューも決して夢ではないのだから。
今後も我々は、メディアからの注目を受けていることをよりいっそう強く意識して、企画、取材を続けたい。
“みいちゃん”騒動記、その後
〇ダイイチストアの３軒隣、「いせや履物店」では、ショーウィンドに手づくりポスターを貼っている。「テレビ朝日で紹介された福猫！みいちゃん。ダイイチ電気さんは三軒おとなりです」。
〇ブログで、猫のみいちゃんの背中にある白いハート模様をなでたら高校に合格した、という話も持ち上がり、受験生が駆けつけた。
〇みいちゃんの背中をなでに来たしばらく後に、見合い話、結婚と縁に恵まれた女性が、後日報告に来た。この話は、２月７日に取材に訪れた「ネコダマシイ」Vol.２（辰巳出版㈱３月30日発売）に掲載される。編集部の金子さんは「これほど人なつっこい猫はとても珍しい」。
（文：山本）
高崎商工会議所 『商工たかさき』２００９年３月号
