全日本小学校バンドフェスティバル・全日本マーチングコンテストを視察して
（2010年2月4日）
会場内は撮影禁止のため屋外写真のみ
視察メンバー
高崎マーチングフェスティバル協会
今年度、高崎市は、小学校、中学校、高校ともに全国大会出場という偉業を成し遂げた。高崎から出場した３校の応援と全国レベルの演奏を研修するため、高崎マーチングフェスティバル協会メンバー６人が、１１月２８日、２９日に大阪城ホールで行われた｢第２８回全日本小学校バンドフェスティバル・第２２回全日本マーチングコンテスト｣を視察した。充実した二日間を過ごすことができた。
一日目、大阪城ホールに向かうと、演奏前の東部小学校一団と颯爽と歩く宮口先生に会うことができた。子どもたちは、笑顔ではつらつとした表情で堂々と会場入りしていった。
｢全日本小学校バンドフェスティバル｣では小学生とは思えないくらいの素晴らしい演奏や楽しく創造性豊かなスタイルに驚かされた。
東部小学校の赤いユニフォームが現れるとたくさんの大きな声援が会場内に響いた。オープニングでのメジャーバトンのトスがしっかりと決まり、感動的なステージがスタートした。整然とした動きに華やかな変化、きれいでまとまりあるサウンド、楽しさの中にエネルギーと迫力を感じた。感動的で素晴らしかった。特に、全国の会場で演奏された｢エルロボ｣に視察団一同は感激した。
二日目の｢全日本マーチングコンテスト｣中学校の部は前日にも増して、大人顔負けの演奏演技を見せてくれた。全国の選りすぐりの学校に客席から大きな拍手が沸いた。
塚沢中学校のマーチングに塚中パワーを感じたのは私だけであろうか。ステージが始まると中学生らしい若さあふれる演奏と力強いリズムで客席を魅了した。隊列がとても揃っていて感動した。いつもの練習の時の服装と同様の体操服と上履きが辛い練習を乗り越えてきたことを感じさせていた。エネルギーが一つとなっており大変素晴らしステージであった。
また、中学校の部では特にドラムメジャーの演技が素晴らしく、盛り上がった。メジャーバトンが人間と一体となり宙を舞ったり何回も回転したりと熟練された技を見たときには、視察団一同メジャーに“金”をあげたくなる心境になった。
そして、午後の高校の部で本大会がクライマックスに達し会場は大盛況で満席だった。これぞ音楽の総合芸術というマーチングが目の前で繰り広げられた。日本一の演奏演技に感嘆するばかりであった。
農大二高は迫力満点の演奏演技で客席を楽しませてくれた。部員たちの一糸乱れぬ一体感ある動き、その華やかな変化に目が吸い寄せられた。農大二高吹奏楽部には本校の前を農二の学生さんが通るという縁で私の勤務する城南小学校のバザーの時に来て演奏していただいた。その時、演奏していただいた曲を更にレベルアップした姿で全国の舞台で華麗に演奏演技する農二を見ながら、感動した。
あっという間の二日間だったが、どの学校の演奏演技にも大きな拍手を送ると共にとても感動する時間を過ごさせていただくことができた。
この視察を参考に今後の高崎マーチングに生かしていければと、気持ちを新たに一路高崎へと帰途についた。
（２０１０年２月４日）
