県人口200万人割れ/高崎市は堅調に増加・集中進む
(2010年9月14日)
高崎市議会一般質問で、高井俊一郎議員が高崎市の人口と定住人口の増加についてただした。 群馬県の移動人口調査で県人口は今年8月に200万を割り、199万9868人となった。人口減少社会の中で、高崎市は人口の増加基調を保っており、出生による自然増加、転入による社会増加ともに堅調を保っている。
平成22年8月の高崎市の人口は36万9503人で、前月よりも110人増、前年同月で875人増となっている。
高崎市では特に社会増加が顕著で、平成21年は1280人増加した。内訳は県内からの転入者5292人、県内への転出者4476人で816人増、県外からの転入8204人、県外への転出7850人で354人増となっている。
高崎市への転入が多いのは県内では前橋市、藤岡市、安中市、玉村町。渋川や北群馬郡、北毛からの転入者も多い。県外では、首都圏や信越からの転入が多く、高崎市の交通拠点性を反映している。埼玉県、東京都が多く、次いで神奈川県、新潟県、長野県、栃木県、千葉県となっている。北海道や宮城県、愛知県、大阪府からの転入も多く見られる。県外との移動が多いのも高崎市の特徴。
市長公室長は「地域間競争が激化する中で、高崎の都市イメージを高め、選ばれる都市をめざしたい」と述べ、高崎駅を中心としたまちづくり、高崎ならではの品格があるまちづくり、市民力を生かしたまちづくりを人口増加につなげていく考えを示した。
高崎操車場跡地など、新たな住宅地整備について、都市整備部長は「良いところにお住まいですね、と言われる地域にしていきたい」とインフラ整備、環境整備に意欲を示した。
高井議員は、雇用や都市ブランドを創出する必要性を力説し、「豊かさをデザインし発信するとともに、高崎市民が豊かさを実感できるまちづくりを進めてほしい」と求めた。