天に向かってすくすくと/NTT群馬支店のグリーンカーテン
(2010年8月30日)
日陰で涼を求めてひと休みする歩行者も
NTT東日本群馬支店の社屋南面に設けたグリーンカーテンが、青々と育っている。社屋壁面に掛けられた、幅4.8メートル、高さ9メートルのネットと歩道にまたがった、高さと奥行き2.8メートル、幅約5.7メートルのパーゴラに、ヘチマ、ゴーヤ、朝顔のつるが巻きつき、現在も伸びている。
真夏日の午後3時には、グリーンカーテンの葉の表と裏の温度差は3度から4度になる。試算すると7~9月の夏期3ヶ月間で、7万円弱の電気代の節約、二酸化炭素については1.3キログラムの吸収量となる試算。杉の木約90本分が期待できるそうだ。
NTT東日本グループは、環境マネジメントシステム規格「ISO14001」を2001年以降各支店が取得。群馬支店は2002年3月に取得している。それをきっかけに、法規制の遵守やCO2削減等の環境負荷低減に向けた運用対策を各組織で徹底。今回の取り組みも、その一環。「みんなが育む緑とエコ意識」を合言葉にしている。「水やりをする人を募った結果、予想以上にたくさんの社員の手があがりました」と同社群馬支店のCSR推進室の矢口利博課長。肥料には、市内学校給食の食べ残しを使って作った有機肥料を使用。鉢植え式のために、一時期は根元が黄色くなるなど、成長が危ぶまれたが、現在はゴーヤが30本ほど収穫できるほどにまでなった。同支店では今後も活動を続ける予定。