果物が当たるスタンプラリー/首都圏客に人気

(2010年8月12日)

果物が当たるスタンプラリー/首都圏客に人気応募用紙

 榛名地域の観光地と果樹園をめぐり、応募で榛名の果物が当たるスタンプラリーが、県外から訪れる観光客に人気となっている。

 このスタンプラリーは、榛名地域の果樹農家7軒などで運営している「はるなフルーツタイムスの会(富沢恒雄会長)」が独自に企画。プレぐんまデスティネーションキャンペーンに合わせて、7月から9月まで、スタンプラリーのイベントを試験的に行ってみることにした。榛名湖、榛名神社と同会の果樹園の中から1カ所、合計3カ所を回って応募してもらう。賞品は、会員の果樹園から、4000円相当の果物などが毎月10人にプレゼントされる。スタンプラリーの参加は無料で、応募ハガキに切手が必要。

 同会は、榛名地区の果物やフルーツ街道の知名度を上げ、地域を活性化させようと、独自に活動している。これまで「フルーツ忍者ハルナ」のキャラクターグッズなどを考案し、ユニークなアイデアを積み重ねてきた。今回のスタンプラリーは、賞品をはじめ応募用紙の制作など、全て会の自費で行い、榛名神社・榛名湖観光案内所のスタンプ台設置や観光施設への応募用紙の配布などは、観光協会に協力してもらった。

 会では「実際に応募ハガキが送られてくるのか、内心は全く自信がなかった。ドキドキ、冷や冷やだった」と言う。ところが、7月末の一回目の抽選では、相当数の応募ハガキが寄せられ、思わぬ反響に、驚いたそうだ。応募者は高崎市民は一人も無く、ほとんどが県外、首都圏からの観光客だった。通信欄には、榛名観光の思い出や観光施設への要望がびっしりと記入されていた。「榛名神社の観光案内所がみつかりにくい」という意見も多かった。今回のスタンプラリーを通じて、市民と県外客では榛名観光に対する見方が、大きく異なっていることが実感された。

 会員以外の果樹園や店舗からもスタンプポイントとして参加したいと要望を受けたが、「今年はうまく行くかもわからず、試験的な意味合いが強いのでお断りした。来年に向けて輪を広げていきたい。榛名の魅力を発信していきたい」と会では考えている。8月中旬から9月は、果物が多種多彩でおいしい時期なので、スタンプラリーに参加して、榛名の果物プレゼントを当ててほしいと会では呼びかけている。

詳しくは同会ホームページ http://harunaftimes.com/。問い合わせは榛名観光協会・電話374・5111。

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