住宅用火災報知器の普及率/県内トップに
(2010年8月10日)
高崎市等広域消防局は、平成22年6月現在の住宅用火災報知器の推計普及率について示した。
高崎管内の住宅用火災報知器の普及率は66・7%で、3分の2の家庭に普及した。群馬県平均の57・3%、全国平均の58・4%を上回り、県内で最高値となった。
住宅用火災報知器は、平成20年6月から、全ての住宅に設置することが義務づけられており、高崎市等広域消防局では、市民への周知と啓発活動に取り組んできた。
隣家の住宅用火災報知器の警報に気づき、消防隊が出動し、コンロの火を止めて被害を最小限に防いだ事例も出ている。消防局では更なる普及率の向上をめざし、設置を呼びかけていく。
なお、住宅用火災報知器の訪問販売のトラブルが増えており、「市役所や消防署に委託された」、「今すぐに取り付けなければならない」、「全ての部屋に必要だ」などと言い、高額な料金を請求する悪質な訪問販売に注意するよう、併せて呼びかけている。