県営高崎城趾地下駐車場/23年度に市に移管
(2010年8月4日)
高崎シティギャラリー地下の県営高崎城趾地下駐車場が、平成23年4月から高崎市に無償移管される見通しとなった。
同施設は、平成3年に高崎市から群馬県に陳情を行い、県事業として整備された。供用開始後、おおむね15年後をめどに、高崎市に移管する覚書が平成5年に交わされ、平成6年2月にオープンした。
現在は、群馬県企業局が財団法人高崎市都市整備公社を指定管理者として管理している。平成22年度末に指定期間が終了することに合わせて、県企業局と高崎市が協議を進めている。
駐車台数は192台。事業費は24億円で、国補助6億円、県3億円、高崎市3億円、借入金12億円。
平成21年度の収支では、指定管理料、事務費・管理費、借入金の償還金を合わせた支出合計額が1億2842万円で、使用料収入8516万円との差額分4326万円を高崎市が負担している。
22年度は、高崎市の負担で借入金残額2億6260万円を繰り上げ償還する。移管される23年度以降の収支は、償還金がなくなるため支出総額が4500万円程度となる。使用料収入が8300万円程度見込まれることから黒字となり、高崎市が赤字補てんとして負担する支出も無くなる見込み。
城趾地下駐車場と、市営城趾第二地下駐車場は通路でつながっているが、狭いため、高崎市では、非常時を除けば、車両の行き来は難しいとの見方を示している。