村上鬼城俳画協会展
(2010年7月30日)
7月23日から28日まで、高崎シティーギャラリーで、村上鬼城俳画協会展が行われた。鬼城の作品のほか、会員38名の作品を展示した。会期中は多くの客で賑わった。俳聖・鬼城は俳画の作品も多く残し、鬼城芸術の一角をなしている。
同協会で講師の福島蒐火(しゅうほ)さんは「鬼城は詩・書・画すべてにおいて優れた人物。県外では鬼城を顕彰する動きが多くあるのに対し、出身地・高崎では認知度が低い。もっと高崎の人に鬼城を知ってもらいたい」と語る。同会主催の展覧会は今回が初めて。今後も定期的に開催していきたい。
鬼城は、裁判所で働きながら正岡子規に師事し、俳句の道に進む。34歳の時、雑誌「ホトトギス」に初入選。同人として、飯田蛇笏らとともに黄金期を築いた。