市民の声を市政につなげてほしい/自治基本条例タウンミーティング
(2010年7月7日)
テーマ別にグループ討議
自治基本条例を市民とともに考えていこうと、市内各地域でタウンミーティング(座談会)が行われている。主催は、市民と市職員によって構成される「高崎市自治基本条例を考える会」。5日に9回目となる集いが高崎市総合福祉センターで行われ、30人ほどの市民が参加した。
市民参加、行政の責務、議会、まちづくりなどテーマ別にグループ討議を行い、意見交換した。グループ討議の中で出された意見は記録され、これから行う条例策定の貴重な資料として生かされていく。
議論の中で、市民が行政や議会について知ったり、意見を言う機会が少ないと感じ、市民としてまちづくりに参加している実感がないことが示された。「いつでも誰でも言えるしくみ」が要望された。「意見の言える市民となることが大切だ」とも述べられた。
自治基本条例については「高崎のまちに合ったものにしてほしい」、「中核市として、高崎市の新しいまちづくりの方向性を出してもらいたい」、「前文は高崎市の誇りになるものにしてほしい」と意見があった。
今回のタウンミーティングについては、参加市民が発言する時間が40分ほどで「市民の意見を十分に聞いたことになるのか」と批判もあったが、「こうして話しをする機会が大切だ」と評価され、自治基本条例についても、出前講座のようなかたちで地域に出張してはどうかと提案された。