結婚の森・市民の森とアクセス道路の整備を
(2010年7月5日)
知る人も少ない「高崎森林公園」市民の森
下草刈りなど市民団体によって森の再生が試みられている。写真奥が結婚記念の植樹
市民の森への林道
先の市議会6月定例会建設水道常任委員会で、結婚の森・市民の森とそのアクセス道路の整備に力を入れることが示された。
この森は、市制90周年を記念して作ったもので、観音山丘陵の南端、山名町の山ノ上碑の山道奥に所在している。市民が結婚を記念した植樹などがあり、サクラや自然散策の場とすることが構想されたが、年月ととともに知る人も少なくなり、長く放置に近い状態となっていた。この森を、市民の里山として再生しようと市民団体がボランティアで整備を行っており、市民の自然体験の場として活用するよう活動している。
森への進入路は狭く、現地は降雨による森周辺の水はけも悪く、あずまやなど施設維持も大変な様子がうかがえる。
委員会の中で小林伝議員が、アクセス道路を含め施設管理が行き届いていないと指摘。議員は、自身がライオンズクラブで年三回、施設内の草刈りに関わっている。「結婚を記念植樹した札が朽ち、草が伸びている。市で管理をしていないのでは」と述べ、いっぽうで、親子連れの姿が見え、憩いの場として、まだ十分機能を果たすことを力説した。
市では民間団体とともに、維持管理を行うと答えた。