JR・県・市が連携し日本初/「ビジター・センター」が誕生

(2010年7月1日)

JR・県・市が連携し日本初/「ビジター・センター」が誕生ビジターセンター除幕式

 7月1日、高崎駅中央改札前に「ビジター・センター」が誕生した。当日、同センター前で式典が行われ、大澤正明群馬県知事、松浦市長、東日本旅客鉄道株式会社執行役員・伊藤嘉道支社長、金井功高崎観光協会理事長、田村亮一群馬県観光国際協会理事長、松本和之高崎駅長が出席した。

 県知事は「群馬県のPRに努めてゆきたい」と挨拶し、松浦市長は「公共交通網の中に高崎市の必要性を今以上に知らしめるためにもセンターオープンは歓迎すべきこと」と祝いの言葉を述べた。執行役員である伊藤支社長は「JR、県、市が一体となった案内所は、日本で高崎が初めて。今日はプレ群馬デスティネーションキャンペーンの初日でもある。これを機に皆さんに一層のおもてなしをしてゆきたい。」と語った。

 来賓の手により除幕が行われ、華やかな幕開けとなった。式典の後は、来場者に10センチ強の高崎だるまが配られ、群馬県のマスコットキャラクター「ぐんまちゃん」、高崎のだるまのキャラクター「たか丸」と撮影する姿が見られた。

 センターは、年中無休で営業時間は午前9時から午後8時。群馬県内や高崎市内の観光案内と観光PR、宿泊あっせん、駅や列車に関する案内、遺失物取り扱いを行う。日本政府観光局が指定する「ビジット・ジャパン案内所」として外国人旅行者のサポートも行う。

 これまで、群馬県と高崎市の観光案内所と高崎駅インフォメーションセンターは、高崎駅と駅ビルの中に散在し、利用者から「不便だ」という声も上がっていた。また高崎市観光案内所は、かつては改札口の正面に位置していたが、高崎駅の中央コンコースの改造で改札口から遠くなってしまった。昨年秋に、JR高崎支社から3施設を統合する考えが提案され、開設に向け準備が進められてきた。

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