中央銀座で七夕飾り/4日にお祭りイベント
(2010年7月1日)
幼稚園・保育園で作った七夕飾りが並ぶ
中央銀座通り商店街アーケードで、恒例の七夕飾りが行われている。今年は保育園、幼稚園など18園と学童保育が2所、合計18団体が参加している。
商店街では、6月26日の早朝5時30分から飾り付け作業を開始。前日までに参加団体から、子ども達が作った飾りを回収し、一本一本飾り付けを行った。アーケードの支柱に取り付け、飾りのバランスを見て調整を行う。園の担当者が立ち会って飾り付け行うものもあり、要望に応じながら仕上げていく。ロープ結びや高所作業では、高崎市シルバー人材センターや工事業者の協力も得られた。
子ども達が作った七夕飾りを見るために商店街を訪れる保育園、幼稚園、家族なども毎年多い。来街者が短冊に願いを書ける「願い笹」が好評で、今年は昨年よりも1カ所増やし、3カ所設置した。こちらは中学生、高校生の願掛けが多く、進学や部活動など学生の素直な願いが綴られている。
商店街では「今年は日照不足で竹の生育が悪く、枝振りのボリューム感がやや足りないのが残念だ」と言う。「家庭で七夕飾りをすることも少なくなり、日本の伝統行事を楽しんでほしい。中央銀座の七夕を子ども達の思い出に、刻んでもらいたい」と、この事業に毎年力を入れている。
4日正午から、七夕飾りの下で「昭和のなつかし七夕夏まつり」を開催する。昭和の遊びや大道芸、雷舞、映画会などが行われる。また15店舗による「100円商店街」で掘り出し物の買い物を楽しんでもらう。目玉の夏野菜100円市は先着100人。2時30分から、来街者といっしょに七夕飾りを作り、支柱に上げる体験イベントを開催。会場で短冊や飾りを作って楽しめる。手作り飾りの持ち込みも可。
飾りは7月22日まで設置されている。アーケードで飾りが風雨から守られるため、長期間の開催が中央銀座の特徴。会期終了後、願い笹は高崎神社に奉納される。