高齢者対象に「脳活性化プロジェクト」
(2010年6月24日)
高崎市は、群馬大学と連携して「脳活性化プロジェクト」事業を実施する。この事業は厚労省が全国3カ所のモデル地区で行うもので、高崎市、東京都板橋区、愛知県大府市が選ばれた。高齢化に伴い、認知症高齢者が増加しているが、ウォーキングなどの運動が認知機能の低下を抑制する効果があるか検証する。
65歳から80歳で、認知機能の低下が心配される高齢者を対象に、ウォーキングを中心とした運動プログラムを週1回、3カ月間実施する。8月から始まる秋コースと12月から始まる冬コースを行う。運動プログラムとして、医療法人などに委託して「ひらめきウォーキング教室」を実施し、日常生活の中でも万歩計を付けてウォーキングを習慣化してもらう。参加者全員に対し、教室開始前、終了後に認知機能と運動機能の検査を行い、効果を検証する。同教室は、40人のグループに分け4カ所で実施し、160人の検査結果を収集する。