子どもたちの交通事故防止を
(2010年6月17日)
高崎市議会一般質問で、子ども達の交通事故防止について、根岸赳夫議員がただした。
平成21年度の小中学生の交通事故は、135人で、小学生、中学生がそれぞれ半数。中学生の交通事故のうち、8割が休日の部活動を含む登下校時で、7割が自転車での事故、6割が飛び出しだった。小学生は、帰宅後の飛び出しが多かった。
高崎市教育委員会では、自転車のマナーを指導し、ヘルメット着用、並列走行の禁止、交通ルールの徹底を生徒に指導している。職員用自転車を購入し、先生が生徒といっしょに登下校して指導にあたっている。生徒に自転車通学許可証を渡す時には、警察官による交通講話を実施している。
小学生は、和田橋交通公園で自転車の乗り方や交通ルールを学ぶほか、新入生などを対象とした警察官の交通教室が行われている。交通教室では、交通事故の再現や、自動車の内輪差による巻き込みなどを、実演して教えている。
高崎市では、交通指導を通じて「自分の安全を自分で守り、生命を尊重したマナーの育成につとめたい」と考えている。