高崎市地震防災マップ「吉井地域版」作成
(2010年6月2日)
危険度マップ
高崎市は、高崎市地震防災マップ(吉井地域版)を作成した。
この防災マップは、阪神淡路大震災の被害実態をもとに、吉井地域の建物被害を評価した「危険度マップ」と、高崎市の直下を通る「関東平野北西縁断層帯」でマグニチュード8の地震が発生した場合の揺れを示す「揺れやすさマップ」で構成されている。
地震が発生した場合は、古い建物ほど被害を危険度が高いことから、200m四方ごとに所在する建物の建築構造や建築された年数などをもとに、全壊する比率を求めた。
また、地表から数10mまでの地盤の状況から、マグネチュード8の直下型地震が起きた場合の揺れの大きさを、震度5強から震度7まで200m四方ごとに想定した。
国の調査によれば、関東平野北西縁断層帯は、1万年以上の間隔で大きな地震を繰り返してきたことがわかっている。この断層帯では6200年前から2500年前に大きな地震があり、次に活動するのは数千年先になると予想されている。
今回作成したマップは、吉井地域の全世帯に配布。高崎市ホームページでも公開する。