環境の取り組みを地域から/高崎市環境フェア
(2010年6月2日)
有価物集団回収の優良団体表彰
高崎市は、環境フェア2010を2日にシティギャラリーコアホールで行った。この事業は、6月5日の「環境の日」にあわせて実施されている。
松浦市長は、「地球温暖化問題は待ったなしの状況。市民、事業者、民間団体、行政が力を合わせ、地域ぐるみの取り組みが必要」とあいさつ。高崎市環境美化協力員の委嘱が行われ、市内423人の代表者に委嘱状が松浦市長から渡された。
また、有価物集団回収で成果を上げた子ども会育成会など10団体が優良団体として表彰された。
式後の講演会では、高崎経済大学地域政策学部講師の飯島明宏さんが、地球温暖化について来場した市民に解説した。飯島さんは環境科学の専門で、群馬県衛生環境研究所、国立環境研究所の客員研究員などをつとめる。
飯島さんは、データをもとに「1906年の産業革命を境に気温が上がり、百年で0・8度上昇した。小さな変化に思えるかもしれないが、平均気温が年間に1度上がると、東京が宮崎と同じになる」と話し、温暖化が進むと地球がどうなるか、市民が何をすれば良いのか問題提起した。来場者は、熱心に聴講し、身近な生活の中での取り組みの大切さを再認識した。
環境フェア事業では、6月6日に中心市街地のクリーンアップキャンペーンや、もてなし広場のリサイクルバザーなどが行われる。