東京電力の高圧線鉄塔/観音山の景観に配慮
(2010年5月31日)
ファミリーパーク近くの鉄塔
5月26日に行われた高崎市議会建設水道常任委員会で、観音山付近の送電線の鉄塔建て替えに際し、東京電力が景観を配慮して工事を行っていることが報告された。
東京電力は、数年前から送電線を27万5000ボルトから50万ボルトへ変更するため、鉄塔の建て替え工事を白衣観音周辺で行っている。50万ボルトになると航空法により赤と白に塗られた鉄塔を建てなくてはならず、市民から周辺の自然景観に対して心配の声が上がっているが状況を教えてほしいと議員から質疑があった。
高崎市の答弁によれば、計画当初、新ボルト数になると、60メートル以上の赤と白に塗られた鉄塔を25基建てなくてはならないところ、高崎市は東京電力と交渉し16基に削減。60メートル以下の亜鉛メッキの鉄塔も7基削減し、鉄塔の建設位置も可能な限り景観を配慮した。撤去した鉄塔の跡地には東京電力が植樹を行うことで合意したと報告した。