新斎場の計画が具体化/28年度共用開始に

(2010年5月27日)

新斎場の計画が具体化/28年度共用開始に老朽化した斎場

 高崎市は、24日に開かれた市民経済常任委員会で、新斎場建設について庁内で検討した結果を報告した。

 現在の高崎市斎場は、火葬棟が昭和53年、斎場会館が昭和55年に建設された。老朽化し、使い勝手も悪いことなど市民の声が届いており、高崎市議会の指摘を受けていた。高崎市は、改善の緊急性を考慮し、第五次総合計画の後期に予定されていた建て替え計画を前期に前倒しした。

 新斎場は、現斎場に隣接し、現在、東京農業大学第二高校の野球グラウンドとして一時使用を認めている場所に建設される。

 敷地面積は2万633平方メートル、延床面積は、7000から8500平方メートルを予定している。高崎市斎場の利用状況や、将来需要から施設規模を計画した。現状の利用件数は年間3千件、将来的には4千件に増加するものと見込んでいる。

 新斎場は、1日に最多24件の火葬が行えるように12基の火葬炉を備え、1日2回運転させる。12室の待合室、4室の収骨室の設置を検討する。大式場は、仕切って少人数での会葬にも対応できるようにする。環境面にも配慮し、利用しやすいユニバーサルデザイン、遺族や会葬者の心情に配慮した施設にする。

 今年度中に基本構想の策定を終え、平成24年度までに、基本設計、実施設計、平成27年度までに建設工事を完了させ、平成28年度に供用開始する予定。事業費は40億円から48億円を想定している。

高崎の都市戦略 最新記事

勝ち残る専門店

グラスメイツ
グラスメイツ
メガネ店の店員も買いに来るメガネ専門店
辰巳
辰巳
印傳と陶器の専門店/県外からもお客様
有限会社三洋堂
有限会社三洋堂
パソコン全盛時代に書道のおもしろさを伝える

すべての記事を見る