「今植えた 小さな緑も 未来の力」/群馬県植樹祭
(2010年5月24日)
5月22日(土)、観音山ファミリーパークで、第34回全国育樹祭記念行事として第64回群馬県植樹祭が開催された。今回は「今植えた 小さな緑も 未来の力」がスローガン。群馬県知事や各市町村長、国会議員、県会議員、市会議員、緑の少年団の子どもたち、計1450人が参加した。
午前10時からの式典に先立ち、アトラクションとして東京農業大学第二高校吹奏楽部がマーチングドリルを披露。ミュージカル「CATS」のテーマを演奏し、華やかに式典の幕が開けた。
主催者あいさつで大沢正明知事は「植樹することは、未来の森作りの小さな、しかし、確実なこと。10月に行われる育樹祭など、イベントを通し森作りの気運を高めたい」と述べた。また、松浦市長は「高崎市内にある21366ヘクタールの森林を、次世代に引き継ぐことが我々の責務。」と力説。その後、民主党の富岡由紀夫参議院議員、自民党の中曽根弘文参議院議員、公明党の加藤修一参議院議員などが挨拶。出席者は、環境保護、水害などの自然災害を防止するために、森林が大切であることを改めて認識し、それを未来に引き継ぐことを誓い合った。
緑化運動標語や原画作成者、緑化功労者の表彰の後、次回開催地である桐生市と今回の開催地であった高崎市が樹木を交換。高崎市の樹木である「ハクモクレン」が松浦市長から亀山桐生市市長へ、桐生市の樹木である「キンモクセイ」が亀山市長から松浦市長へ手渡された。
記念植樹では、ハクモクレンやヤマボウシなど、およそ1000本が植えられた。知事、松浦市長、原富夫群馬県議会議長、柴田和正高崎市議会議長、福田康夫衆議院議員夫人福田貴代子氏、桑原功衆議院議員、宮崎岳志衆議院議員、中曽根弘文参議院議員、加藤修一参議院議員、山本一太参議院議員、富岡由紀夫参議院議員、臼杵徳一関東森林管理局長、市村良平(社)群馬県森林公社理事長、岡田義弘高崎地区林業振興協会会長が植樹。緑の少年団の子ども達と和気藹々としながら、樹木にシャベルで土をかけていた。
当日は朝から気温が高く、蒸し暑い一日であったが、参加者はほおを赤らめながらも、緑に囲まれた、すがすがしい雰囲気の式典を楽しんだ。植樹祭の後、子ども達は園内の遊具を使い体を動かす、芝生に寝転んで遊ぶなど、楽しむ姿が見られ、県、市の関係者も思わず目を細める光景が見られた。