田村能里子展と講演会開催

(2010年5月13日)

田村能里子展と講演会開催田村能里子 無題/素描/制作年不詳

 5月18日(火)から7月30日(金)まで、高崎信用金庫本店ギャラリーで田村能里子展が行われる。

 田村画伯は、愛知県生まれ。武蔵野美術大学油絵実技専修科を卒業後、インドに滞在し、ネパール、カシミールにも足を伸ばし、大地に生きる人々や風土を描き、赤を基調とした色彩、繊細な線を使った独特の画風を築いた。

 昭和49年に初個展「印度の女たち」を開催、その後昭和53年には船岡賞、昭和56年には安田火災美術財団激励賞など、数々の作品を出品し、入賞となった。壁画も中国・西安にある唐華賓館の「ニ都花宴図」、船橋市・中山競馬場の「季々遊々」、渋谷・赤十字社医療センターの「みのりのとき」など、53作を手がけ、日本における壁画の第一人者になっている。

 高崎信用金庫本店ロビーの壁画「風の奏」は田村画伯の17作目の作品。精神性を内面にこめた人物と群馬の風、高崎の音楽をイメージし、さらっとした絵肌で壁に表現したもの。

 開場は午前9時30分から午後4時まで(最終日は正午まで)。土日祝休。入場無料。

 関連イベントとして、画伯の講演会が6月1日(火)午後2時から高崎信用金庫本店3階大ホールで行われる。演題は「壁画に命を吹き込む」。

 定員250名。入場無料。申し込みは、高崎信用金庫本支店に備え付けの申込用紙に記入し、窓口に提出。ハガキは郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号を記入し、〒370-0069高崎市飯塚町1200 高崎信用金庫本店まで。問い合わせ同金庫は360・3000。

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