日清製粉跡地にマンション/都心東地区再開発

(2010年5月13日)

日清製粉跡地にマンション/都心東地区再開発起工式での鍬入れ

日清製粉跡地にマンション/都心東地区再開発マンション建設地南側に公園。快適な都市空間をつくる

 12日に、旧日清製粉跡地(江木町)で、都心東地区再開発の起工式が行われた。タカラレーベンにより、マンションが建設される計画で、今回着工された1期工事で「レーベンハイム高崎A」1棟109戸を建設する。来年9月の完成予定。同社では、次期工事の早期着工をめざし、B、C棟あわせ全3棟302戸を建設する予定。

 高崎市は、跡地約2・1ヘクタールと周辺をあわせた2・5ヘクタールについて、質の高い都市空間と緑豊かな都市環境をめざした地区計画を平成7年に施行しており、当初は丸紅と東京建物が750戸の大型マンション建設計画を持っていた。その後、計画が進まないまま凍結され、15年が経過した。

 高崎市は平成19年に、同地区の地区計画を変更して開発に幅を持たせ、段階的な開発ができるよう措置した。地区計画には、都市アメニティの創出を誘導するため、公園や緑道の一体的な整備が盛り込まれている。地区計画の理念を先行させ、マンション予定地の南側には公園、東小との境界などには緑道が既に整備されている。

 タカラレーベンの島田和一副社長は「3年前から計画を進めてきたが、リーマンショック以降、当初の計画を変更せざるを得ない状況になった。がまんの一年だったが、中断していた事業、新規事業も再開できるようになった。一日も早く全戸完成をめざしたい。行政と連携し、A地区のまちづくりをモデルとして高崎市、地域の発展に役立ちたい」とあいさつした。

 松浦市長は「都心東地区の再開発は、本市のまちづくりに重要な役割を担う。ゆとりある質の高い生活が事業の重要なテーマ。これほどの規模の地区計画は例がない」と起工を祝った。

 この地域は、中心市街地を循環する都心環状線が未着工であり、今回の都心東地区再開発により、東二条線、本町江木線の拡幅など今後、注目される事業となる。

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