五月公演に向けて猛練習／高崎第九合唱団
（2010年5月11日）
指揮の赤羽さん、声楽家の諸田さんから細かな指導を受けて練習
高崎第九合唱団の「メイコンサート」が５月２３日午後２時から群馬音楽センターで開催される。合唱団では、公演に向けて熱の入った練習を行っている。
今回の公演は、三部構成。第一部は、昨年１０月に行ったスロヴェニアでの第６回ヨーロッパ公演の楽曲を演奏し、両国の文化交流に果たした同団の足跡を来場者に紹介する。日本とスロヴェニアの歌曲を織りまぜて楽しんでもらう。ピアノは指方容子さん。日舞で西川藤扇生さんが共演する。第二部は、声楽家の諸田広美さんが日本歌曲を独唱。ピアノはユリヤ・レヴさん。
第三部は本公演一番の聴きどころとなるオペラ「カルメン」。団員の熱演が楽しみだ。同団では、昨年からオペラ作品に取り組んでおり、今回はビゼー作曲の名作を選んだ。配役は、カルメンが第二部でも登場する諸田さん、エスカミーニョは団員の住谷伴さん。ピアノはユリヤ・レヴさんと田上博美さん。団では今年１月からカルメンの練習に入り、本番に向けた通し稽古で、細かな動作を確認している。諸田さんの指導を受けながら、オペラの醍醐味を演出。場面ごとの衣裳や動きは、団員一人ひとりが考えて工夫している。スペインの奔放な雰囲気を出すのが難しく、苦心しているそうだ。
高崎第九合唱団は、１２月の定期演奏会だけでなく、年間を通じた活動が、他市の第九合唱団と異なる大きな特徴。「第九」だけでなく、こうした公演を通じて様々な楽曲を演奏することで、音楽性を広げている。
指揮は赤羽洋子さん。入場料は前売り１０００円、当日１５００円。群馬音楽センター、赤羽楽器などで販売。
