ゴミ減量とリサイクルに成果/たかさき環境白書
(2010年4月27日)
高崎市は、平成21年「たかさき環境白書」をまとめた。同白書には平成20年度に高崎市が取り組んだ環境施策について報告されている。
平成20年度の可燃、不燃ごみを合わせた廃棄物排出量は、12万4トンで、19年度よりも2464トン減少した。市民1人あたりの1日排出量は、平成18年度は979グラム。19年度は966グラム。20年度は945グラムと減少傾向をたどっている。
資源ごみ回収では、19年度が1万370トン、20年度は9774トンに減少した。内訳を見るとビン、缶、古紙は減少しているが、ペットボトルの回収量は増加している。
平成12年にオープンした、倉賀野町の高崎市リユースセンターの来場者数は平成19年度では2718人(2回開催)、平成20年度は1894人(3回開催)となった。
ごみの減量については、市民、企業の環境意識が高まり、高崎市が発行する「ごみかわら版」や広報、回覧などの啓発も奏功していると見ている。 高崎市では、平成15年に策定した「高崎市一般廃棄物処理基本計画」を20年度に改定し、ごみの発生抑制(リデュース)、再利用(リサイクル)、熱回収(サーマルリサイクル)・適正処理へ向けた施策を推進している。
同白書は、市民情報センターおよび関連施設に配布予定。高崎市ホームページにも掲載される。