三ツ寺公園が全面開園/湧水を活用した親水公園
(2010年4月22日)
全面開園でテープカット
記念植樹
群馬地域の三ツ寺公園が完成し、22日に開園式典が行われた。
三ツ寺公園は平成2年に旧群馬町が計画決定し、平成5年に第1期事業として6.0ヘクタールを開園させた。同年から第2期として、4・8ヘクタールの整備に取り組み、平成18年の合併で高崎市が事業を引き継いだ。このほど、第2期工事が完成し、全面開園となった。
三ツ寺公園は、上越新幹線榛名トンネルから湧き出る一日5000トンの湧水を活用した親水公園で、1万8千㎡の三ツ寺堤を中心に流れや噴水があり、子どもたちに人気となっている。
第2期工事では、既存の三ツ寺公園を核に遊戯広場、休息広場、水辺の生息ゾーン、古代の森ゾーン、桜並木、高崎市で最初のソフトボール場が整備された。湧水と残存樹林を生かし、水と緑を基調にした総合公園として、市民の余暇利用が期待されている。
式典で松浦市長は「緑、花、水と人が交流する環境共生都市高崎の中心的役割を担う。子ども達に人気のフワフワドーム、遊具、本市初のソフトボール場を整備した」とあいさつ。高崎市議会の田中治男議長は「高崎市の緑の拠点となる総合公園として市民が開園を待ち望んでいた。緑豊かな環境づくりの要として機能する」と祝辞を述べた。
群馬県の茂原璋男副知事は「新しい魅力が増え、多くの市民が楽しみ、市外からも多くの人が訪れてくれることを期待している」、平田英勝県議は「高崎市の中で一番すばらしい公園が完成した。地域が望んでいた事業で、一日も早く使いたいという声が上がっている」と完成を祝った。
駐車場は180台。ソフトボール場は芝生の養生のため9月以降から使用開始。