北関東最大級の「100円商店街」に/4日にまちなかで
(2010年3月31日)
4月4日(日)、午前10時から午後4時まで中心商店街で第1回「たかさき100円商店街」が開催される。昨年から大手前通りで開催されている地産地消イベントの「たかさき昼市」の実行委員会が中心となり、準備を進めてきた。今週末3日(土)、4日(日)のたかさき春まつりとの相乗効果でまちなかのにぎわいづくりをめざす。
「100円商店街」は、山形県新庄市で、若者が考えたまちなか再生計画として成功し、マスコミにも取り上げられ、商店街活性化の手法として全国で30を越える商店街で実施されていると言う。商店街全体を100円ショップに見立て、店頭に100円コーナーを設置する。商品の会計を必ず店内で行い、お客様に店の中を見てもらうことで新規顧客を開拓する。会計で店内に誘導することが、街路でのイベントと大きく違うところ。にぎやかに人は集まったが、店の商品は売れないというイベントジレンマに対する一つの処方箋として、効果が期待されている。今回の実施にあたって、高崎商店街連盟などが呼びかけて、新庄市から講師を招いて勉強会を行った。参加募集から実施まで、1カ月というハードスケジュールの中で開催に漕ぎつけた。
「たかさき100円商店街」には、6商店街73店舗が参加し、北関東最大級の100円商店街をうたう。参加する各店が100円で販売する商品を店頭のワゴンなどでPR。お店ごとに工夫を凝らした商品やユニークなサービスの登場が期待でき、お店の人とお客さんのコミュニケーションをはかりながら、楽しんで買い物ができるようにしていく。
新庄市で若者NPOが担っていた役割を、たかさき昼市実行委員会が行う。同実行委員会は、高経大生が中心となって運営しており、商店街、農業生産者、学生が協働で取り組む事業モデルとしても成果が楽しみだ。