JFLアルテ高崎/主導権握るも惜敗
(2010年3月22日)
中島教育長・井上会長が始球式
アルテ高崎先発メンバーとサポートの子ども達
ロスタイムのPK。キーパーがはじいたボールに攻め込む選手
日本フットボールリーグ(JFL)アルテ高崎の前期第2節の試合が22日に高崎市浜川競技場で行われた。佐川印刷SCをホームに迎えた。
ホームでの開幕戦を記念し、中島雅利教育長が応援に訪れ、高崎市サッカー協会の井上雅行会長と必勝だるまの目入れと始球式を行った。
試合はアルテ高崎が終始主導権を握り、佐川ゴール前でチャンスを作ったが、相手キーパーの好セーブに阻まれた。前半15分に右サイドから相手のカウンター攻撃を受け1点を失った。
後半ロスタイムに、PKを得て、キャプテン岩間雄大がゴールを狙った。キーパーがはじいたボールを頭で相手ゴールに押し込んだが、主審が得点前にタイムアップを判断し、得点は認められず、0対1で敗れた。時間にして1、2秒で、決定的な流れの途中で試合を終了させられるのは、異例のジャッジ。サポーターもなぜゴールが認められなかったのかわからず呆然とした。
試合後の談話で後藤義一監督は「キーパーがはじいた時点でロスタイムが終わったのだろう。こうしたことは初めてだ。最後に盛り上がったのに残念だ」と話した。試合を振り返って「守りをベースに、パスをつなぐことを意識している。前半に得点を決めたかった。チームの状態は悪くない。前節も悪くなかった。これで結果が出てくれば」と笑顔ながらも得点の欲しそうな様子を見せた。選手のモチベーションについては「戦うからには優勝を狙うと選手に話している。何勝すればいいではなく、常に優勝を意識しながら戦うことが必要だ」と強気。チームの状態はかなり良さそうだ。この日の観客数は650人で、高崎のファンにスタジアムで応援してほしいと動員にも努力している。