榛名の梅祭りにぎわう/試食会に長い列
(2010年3月21日)
梅林を楽しむ馬車
千人分を用意した梅うどん
21日に「榛名の梅祭り」が行われ、榛名文化会館を主会場に、周辺の梅林は大勢の来場者でにぎわった。梅祭りは今回で19回目。
梅餅、梅うどんなど榛名の梅を素材にした味を来場者に楽しんでもらい、長い列ができた。梅園を巡るスタンプラリーや馬車、ステージでは榛名太鼓や邦楽の演奏、キャラクターショーなどが行われ、盛りだくさんのイベントで家族客に人気だった。
直径2mほどの大きなざるに盛られた梅うどんは千人分を用意。梅の香が香るさっぱりとした味わいを楽しんでもらった。
榛名地域は、梅の出荷量では東日本一。和歌山県の生産地に次ぐ梅林を誇っている。安中市の秋間、同じ高崎市の箕郷とともに群馬の三大梅林として知られているが、大型駐車場が無いなど集客面の課題もある。今年は見晴台の売店などを整備するなど、生産者による梅製品の開発、販売は以前から積極的に行われており、国道354号フルーツ街道とあわせた観光基盤整備が進めば、高崎市の大きな観光地となることが期待されている。
実行委員会では「これからは観光に力を入れていきたい。榛名梅林の知名度を上げ、大勢の市民や観光客に訪れてもらえるよう努力したい」と話している。