努力が勝ち取った最高賞/光のページェントフォトコンテスト

(2010年3月13日)

努力が勝ち取った最高賞/光のページェントフォトコンテスト

第13回「たかさき光のページェントフォトコンテスト」の入賞作品展が12日から高崎シティギャラリーで始まり、授賞式が13日に行われた。

 式で井上雅行実行委員長は「昨年は写真を大型店、百貨店などでも展示し、大勢の市民に知ってもらいたいと考えている。これからもすばらしい作品を撮り続けてほしい」とあいさつ。松浦市長は「光のページェントは高崎の冬の風物詩として定着した。市民はもとより、高崎を訪れる人にも高崎を強く印象づけている」とイルミネーション事業の意義を話した。

 コンテストの審査員を代表して、高崎写真材料商組合高崎支部長の武井正雄さんが、作品について講評した。

 受賞作では、最高賞の推薦を受賞した武井百合子さんの作品「雨中の光」は、「雨の中で撮影し、人物を入れたことで雰囲気がさらに増した。感動が伝わり主張もすばらしい」、特選の坂田佳子さんの作品「光の広場」は「色調がきれいでファンタジック、メルヘンの世界に引き込まれる。無駄を省き画面構成が引き立つ。技術と感動が生んだすばらしい作品」、同じく特選の石田卓治さんの作品「エントランス」は、「空間のバランスの良さから作者の技量が伝わる。難しい露出を見事にとらえた。特殊なテクニックを使わなくても良い作品が撮れるお手本」と講評した。

 光のページェント事業は、高崎駅東口、高崎駅西口から庁舎前広場など、まちなかで広く開催されたが、応募作品210点の3分の2は庁舎前のタワーの写真だった。この場所をテーマにした写真は激戦となった。武井さんは「もっと様々な場面の写真を撮影してみてはどうか」と考えている。

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