23年度を目途に移転/高崎市消費生活センター
(2010年3月12日)
高崎市は、桧物町のマンション二階にある高崎市消費生活センターを、平成23年度末を目途に、本庁内に移転させる考えを示した。
中核市移行により、建設中の保健センターに移転する部署があるなど、この時期に庁内が再編されることから、高崎市消費生活センターを庁舎内に移す考えだ。現在地は、駐車スペースがないものの、相談者のプライバシーを守り、なるべく他者と顔を合わせずに相談に訪れやすい場所として選定されてきた。市は、庁内に移す場合でも、相談しやすい場所を検討していく考え。
最近は、若者からの相談が増え、インターネットや携帯電話の悪質サイトによるワンクリック詐欺が報告されている。高齢者では、催眠商法や送り付け商法の被害もある。また家屋の屋根やシロアリの無料点検を口実に、高額の補修工事を契約させられる事例もある。多重債務の相談も前年を上回っている。昨年の相談総数は2300件で、今年度は更に上回りそうだと言う。
高崎市では、被害にあう前に未然に防止したいと市民の啓発に力を入れていく。