高齢者の免許自主返納/高崎市が奨励制度
(2010年3月10日)
高崎市は65歳以上の高齢者に対し、運転免許を返納した場合にバスカードやタクシー券を贈る制度を4月からスタートさせる考え。22年度予算に盛り込み市議会で審議されている。高崎市内で高齢者の死亡事故が多発し、全国的にも高齢者が関わる交通事故が多発していることから、免許返納の奨励制度を設けた。
運転免許返納時に交通安全協会で、運転経歴証明書(有料)または運転免許取消通知書(無料)を発行してもらい、市役所の交通地域安全課で申し込めば、公共交通の利用券がもらえる。①敬老バスカード・ぐるりん回数券(7千円分)、②タクシー券(6千円分)、③吉井バス回数券(6600円分)から一つを選ぶ。また免許証の替わりに身分証明書となる住基カードも無料で発行してもらえる。写真が必要。返納時の一回限り。
高齢者の運転免許自主返納は年間50件程度だが、市はこうした奨励策で300件に増やしたい考え。