第24回高崎映画祭のスケジュール発表
(2010年2月19日)
高崎映画祭受賞作『空気人形』
絲山秋子原作『ばかもの』
高崎映画祭運営委員会は第24回高崎映画祭のスケジュールを19日に発表した。
開催期間は3月27日(土)から4月11日(日)までの16日間で全63作品を上映する。2008年12月から2009年12月までに劇場公開された作品から見応えのある映画を選定した。
邦画は高崎映画祭受賞作品を含む11作品、洋画は21作品で半数以上が県内初公開。
高崎映画祭の柱の一つでもある「若手監督の現在」は、9作品を上映し、斬新な発想、自由で伸び伸びとした作風、みずみずしい感性を味わってもらう。今回は注目される若手作家の新作を招待上映する。2月20日から都内で公開される『ランニング・オン・エンプティ』と、今夏劇場公開予定の『君と歩こう』の二本で、公開前から高い評価を受けている話題作。
特集1「映画力:視線の先にあるもの」は、独自の世界観で作品を作り込む個性の強い10作品を取り上げた。何を撮りたいのか、どう撮りたいのかが強く押し出された作品で、映画の力を感じさせる。 特集2「映画人:松江哲明監督」は、ドキュメンタリー作家松江哲明監督の劇場公開作品4作品を一挙上映する。
特集3「サイクルロードレースの魅力」では、自転車レースにまつわる映画5作品を上映する。エコや健康志向で自転車への関心が高まっているが、今回はサイクルロードレースに焦点をあて、その魅力を楽しんでもらう。『ツール・ド・フランス、万歳』は国内上映の機会が限られた作品で見逃せない。
特別上映「まちと映画」では、群馬にちなんだ映画3作品を紹介する。長きにわたる高崎映画祭やシネマテークたかさき、高崎フィルムコミッションの活動によって、高崎は「映画のまち」としてのブランドを高めている。今回は、高崎市在住の芥川賞作家絲山秋子さん原作で、高崎フィルムコミッションが全面協力した映画『ばかもの』、太田市民の自主制作映画『ソースが恋。』、キャスト、スタッフ、撮影全てを前橋で行った『虹の街』の三作品を通じて、各地域の味わいも楽しんでもらう。
スケジュール表は、シネマテークたかさきや市内協力店の店頭などで配布。
授賞式は3月28日(日)高崎市文化会館。午後3時上映「のんちゃんのり弁」の入場者が授賞式にそのまま参加できる。
会場は高崎市文化会館、高崎シティギャラリー、シネマテークたかさき。
鑑賞券は、全日券12000円、5作品券4600円。前売り1000円。当日は1200円。授賞式は指定1500円。鑑賞券は2月20日(土)から販売。授賞式券は3月10日(水)午前10時から販売。
チケット取り扱いは、シネマテークたかさき、高崎市文化会館ほか市内各プレイガイド。授賞式券の販売場所が限定されるので注意。問い合わせは高崎映画祭事務局℡326・2206。