新「なまず号」をお披露目/地震の「揺れ」リアルに再現
(2010年2月4日)
初期微動など細かな揺れまで再現
地震体験車の新「なまず号」が導入され、3日にお披露目された。地震体験車を所有するのは、群馬県と高崎市だけ。高崎市の地震体験車「なまず号」は、昭和57年に導入され、防災訓練やイベントなど、三日に一度の頻度で出動し、市民の防災意識向上に活躍してきた。老朽化によって二代目がこのほど導入された。
新「なまず号」は、過去の大型地震を再現できるなど多機能で、阪神淡路大震災、関東大震災、新潟地震などの揺れを体験できる。大型モニタを備え、啓発映像を見てもらうこともできる。車椅子用のリフターを搭載し誰でも体験できるよう配慮されている。車両には、地震に備えるタカポンが描かれ、市民に親しんでもらう。
高崎市では「これまで以上に多くの市民に体験してもらい、災害への備えを啓発したい」と話している。