倉賀野神社で消防訓練
(2010年1月28日)
本番さながらの演習
参加者による消火訓練
二十六日、「第五十六回文化財防火デー」に伴い、歴史ある倉賀野神社で消防訓練が行われた。消防職員・団員、女性防火クラブ、倉賀野神社総代会、約三十人が参加した。
倉賀野神社で消防訓練を大々的に行うのは今回が初めて。煙草の火が高崎市文化財指定・本殿裏の樹木に引火した想定。通行人役が「火事だ」と叫び、倉賀野神社の職員も後に続き大声で協力応援を求めた。初期消火,通報連絡,避難誘導が迅速に行われた。参加者は本番さながらの様子で訓練に取り組んでいた。
消防隊長は「皆さんが一体となって機敏な行動がとれた。文化財愛護の精神で、日頃の備えが大切」と評価。倉賀野神社総代会長は「臨場感溢れる訓練だった。有意義な経験ができて嬉しかった。訓練を忘れないようにしたい」、倉賀野神社宮司の高木直明さんは「高崎市の文化財を大切にし、未来に伝えていきたい」と防災意識を新たにした。