市長新年会で舌戦
(2010年1月27日)
自公・民主の攻防戦
二十四日に行われた松浦市長の後援会新年総会で、来賓の国会議員が、今夏の参院選に向けて舌戦を展開した。昨夏の衆院選で勝利した民主党も、自民支持層が多い来場者の雰囲気に苦戦した。
都内で自民党大会が同時刻に行われており、本人欠席のため福田康夫夫人が「皆様のあたたかさに支えられた」と衆院選の礼を述べ、中曽根弘文夫人は「皆様の気持ちを受け止め一生懸命がんばりたい」と代理でやわらかくあいさつした。
公明・加藤修一参議が「民主党は節度と説明責任が必要。自浄能力を発揮すべきだ」と発言すると会場から拍手。民主・富岡由起夫参議は「心配をかけ申し訳ない。針のむしろのような思いでいる。経済対策はしっかりやりたい」と苦しい様子だった。
自民・山本一太参議が「参院選は自民再生の一歩として中曽根と書いてほしい」と訴えると、民主・三宅雪子衆議は「民主党は反省すべき点は多々あるが皆さんの期待にしっかり応えたい。参院選は富岡をお願いしたい」と応戦した。民主・中島政希衆議の「松浦市長とは良き友人、後輩という気持ちでいる。集大成の一年、有終の美を飾ってほしい」と言う発言が意に反して参加者の誤解を招き波紋が広がった。
党大会で公認証書を受け取って駆けつけた中曽根弘文参議が壇上に上がり「やっぱり自民党だと言われるよう一生懸命がんばりたい」とあいさつすると大きな拍手と激励の声が上がっていた。