芝居を通して介護職の魅力を紹介
(2009年12月9日)
踊りや劇を参加者と楽しむ
八日、城山団地内の集会室で「お芝居会・昔話メドレー」が開催された。主催は高齢者や障害者の介護・介助、家族の支援を行っているNPO法人ハートフル。
東京を拠点とし、国内外で活躍している「お芝居デリバリーまりまり」が群馬で初上演。
同会は二月に開催される就労支援イベントのプレイベント。介護職の魅力を紹介する。
「まりまり」は上演中「年をとることや死を考えたくないという気持ちが介護職のマイナスイメージに繋がるのではないかと考えた」と「100万回生きたねこ」の芝居を上演。「ねこが死を悲しみ、流した涙は一生懸命生きたからなのでは。介護職は生きていることのすばらしさをリアルに感じられる、すばらしい職業だと思う」と語った。芝居を通し介護職の楽しさ、やりがいを伝えていた。
ハートフルスタッフも出演し、昨日覚えたばかりという「にんじん、だいこん、ごぼう」を披露。「笑顔でありがとうと言ってもらえ、やりがいがある。自分磨きできる、心温まる仕事」と話した。最後は「大きなかぶ」に観客全員が参加し、温かい笑顔が広がっていた。
今回出演した「まりまり」のスタッフ・土屋悠太郎さんは「介護職のマイナスイメージをお芝居や実際に働いている人の声を通してプラスに変えていきたい。一つの選択肢として考えてほしい。二月のイベントはたくさんの人に見にきてほしい」と話した。
厚生労働省群馬労働局・介護雇用管理改善推進受託事業イベント▽出演=ハートフル、まりまり。平成二十二年二月二十日(土)前橋市総合福祉会館で午後一時三十分から、二月二十一日(日)桐生市総合福祉センターで午後一時三十分から。参加費無料。対象は求職中の人、介護職に興味がある人。ハートフルでは「介護関係者だけでなく、多くの市民にも参加してほしい」と参加を呼びかけている。問い合わせは電話325・5085。