東部プールを廃止に
(2009年11月16日)
老朽化し塗装がはがれた東部プール
老朽化と利用者減少・年間4百万の赤字
高崎市は、東部プールを来年度から廃止する考えを示した。
東部プールは昭和四十八年の建設で老朽化が進み、プール水槽内部、プールサイドの塗装のはがれ、プールサイドのコンクリートのひび割れが目立ち、けが予防のためにマットを敷いて対応している。補修には5百万円を要する見込み。
ろ過装置も、ろ過槽内部が腐食して危険な状態で、その改修にも多額の費用が必要という。
プール利用者は、四年間の平均で一シーズンに666人、一日平均11・5人。二十一年度は、利用者604人で収入は13万4500円。歳出は498万9千円で485万余りの赤字となった。毎年4百万円以上の赤字が続いており対費用効果から、来年度より廃止したいと考えている。
利用者は、近隣の市民が多いことから地元区長を通じて地域に周知し、通年オープンしている新町温水プールの利用を勧める。
廃止後の跡地利用は今後検討する。