東二条通りの活性化・にぎわいづくりを
(2009年11月16日)
チーム・ハナハナ・ストリート設立総会
「チーム・ハナハナ・ストリート」発会
東二条通りの活性化やにぎわいづくりをめざし、同通りの商店36店による「チーム・ハナハナ・ストリート(正式表記team hana hana street)」が十一月五日に発会した。 東二条通りは、高崎駅西口線の駅前交差点から慈光通りにかけて、ビブレや高島屋の西側の通り。一方通行の路地だったが、高崎駅周辺(西口)地区区画整理事業により、四車線道路に拡幅。それに伴い、街路灯管理を行っていた商店会組織の活動が休止していた。
区画整理により街区が一新され、若者をターゲットとするファッション性あふれる店舗が集まってきた。雷舞フェスティバルのまちなか会場や、高崎音楽祭の学生イベント「プライム」ファッションショーの舞台になるなど、高崎駅前の好立地と集客力も注目されているエリアだ。経営者や従業員の年齢層も若く、力をあわせて、まちの活性化に取り組もうとする気運が盛り上がってきた。今年の春から勉強会を行い、組織づくりの準備を進めていた。その中で、拘束のゆるやかな集まりにして、多くの店舗に参加してもらおうという方向になった。四十数店に声をかけ、三十六店の賛同を得た。残りの店舗は検討中で、前向きに考えてもらっているという。当面は、高崎商店街連盟には加盟せず、今後の具体的活動についてアイデアを持ち寄ることにしている。
設立総会では、中心になって進めてきた菅家恵子さん(そば処きのえね)を代表に役員を選出。高崎高島屋がアドバイザーとして顧問に就いた。
会の名称に、商店街・商店会をはずし、「チーム・ハナハナ・ストリート」と名付けたのも、街区の若者たちの力を生かしていくのが目的。全国都市緑化ぐんまフェア高崎会場で、「花路・花通り(はなみち・はなとおり)」事業が成功したのを受け、花の文字をもらって「ハナハナ」に決めた。緑化フェアにならい、にぎわいと潤いのあるまちをめざす。
代表の菅家さんは「楽しい元気のあるまちにしていこうと、みんなで意見を出し合って、設立にこぎつけた。手を取り合って、通りのにぎわいづくりを進めていきたい。地道にコツコツとできることから取り組んでいきたい」と考えている。また高島屋では「趣旨に賛同し、一緒に東二条通りを元気にしたい。当社の若手を参加させ、活動をバックアップしたい」と話している。
東二条通りの拡幅などにより、高崎駅周辺から慈光通りへ向かう歩行者が減少している傾向にある。駅周辺とまちなかをつなぎ、回遊性を高めるためにも、同通りは重要な役割を担うものと、これからの活動が注目されている。