日本の食をもっと豊かに
(2009年11月1日)
高崎の特徴を生かした会場
マルシェ・ジャポン
農林水産省の農産物普及事業「マルシェ・ジャポン」が十月三十一日、十一月一日にヤマダ電機ラビガーデンで行われた。この事業は、欧米の朝市をモデルに、都市部で仮設型の農産物直売所を展開、普及させようとするもので、首都圏、政令市を中心に拠点が設けられている。その一環として、地方の中核都市を巡回する「旅するマルシェ」キャラバン隊が九月から始まり、高崎市が開催地に選ばれた。十一月までに帯広市、函館市、山形市、つくば市など七都市で計画されている。各地域のイベントなどと連動させ、都市部と生産地との連携強化、地域の魅力の再発見もねらう。
高崎青年会議所の有志を中心に、開催の受け皿となる実行委員会を組織した。高崎市内の生産者十二者が出展し、地場産野菜や加工品を宣伝、販売した。また有名シェフによる高崎自慢の食材を使った料理が販売され、来場者を楽しませた。十一月中旬に開店する「田町屋台通り」の出展予定者も特設コーナーを設け、自慢の料理を一足先に披露した。大沢博史実行委員長は「都市部と生産地を結び、作る人と食べる人の出会いのきっかけにしたい。生産者が思いをこめて直接販売していくのが今回の大きな目的」と話している。