これからの日本は「お年寄りパワー」

(2009年7月17日)

これからの日本は「お年寄りパワー」

 高崎市長寿会福祉大会が九日に群馬音楽センターで開催された。九十五歳以上の長寿者409人、八十五歳以上の長寿者762人、永年勤続役員、優良長寿会が表彰され、壇上で慶祝状を受ける代表者のかくしゃくとした姿に会場から拍手がおくられた。

 廣岡三四郎会長は「福祉大会を楽しんでほしい。私も八十五歳だが皆様のために一生懸命つとめたい」とあいさつした。松浦市長は「健康で生きがいのある生活のため長寿会の事業が成果を上げている。地域発展の牽引役として活躍していただきたい」、高崎市議会の田中治男議長は「生きがいを感じ元気で安心して暮らせる社会づくりを推進したい」と祝辞を述べた。平田英勝県議は、高齢者の交通死亡事故が増加していることから、夜間の服装など注意を求めた。

 受賞者を代表して発地史郎さんは「高齢者の社会貢献が求められている。地域社会と手をたずさえて歩んでいきたい」と語った。  式では「これからの日本のキーワードはお年寄りパワー。高齢者が年齢にとらわれることなく、豊富な知識と経験を生かし、さまざまな分野で活躍できる社会を構築しよう」などをうたった大会宣言を採択。第二部では、各地区代表の十団体が合奏や日舞、ダンスなどのアトラクションを披露し、参加者を楽しませ大きな拍手を受けていた。

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