経常利益△22億9200万円/高信
(2009年7月日)
高崎信用金庫は二○○九年三月期(平成二十年度)の決算概況について示した。
業績面では、預金は、期末残高3886億円となり、前期と比べ65億円増加(増加率1・71%)、貸出金は、期末残高2164億円となり、前期と比べ26億円増加(増加率1・21%)となった。
利益面では、世界的な金融危機による債券・株式市況の下落が大きく影響し、債券や株式等の償却費用が生じたことに加え、翌期以降に発生の懸念がある減損リスクを軽減するため、株式・投資信託等について思い切った前倒し処理を実施したことによる売却損の計上により、合計33億7千万円の損失が発生したことが主要因となり、経常利益はマイナス22億9200万円、当期利益はマイナス24億4800万円となった。
業務純益については3億6900万円となり、債券の損益を控除した本来の事業活動のみの利益であるコア業務純益は14億2千万円となった。
自己資本比率は、7・04%となり、金融再生法に基づく不良債権比率は、前期末比1・55ポイント改善し、7・73%となった。
今期については、引き続き、収益力の強化と経営管理体制の強化に取組み、業務純益13億6900万円、当期利益2億8千万円を予想している。