高崎市内で初の新型インフルエンザ患者
(2009年6月25日)
24日夜、高崎市内で初めて新型インフルエンザの患者が確認された。25日の高崎市議会保健福祉常任委員会に報告された。
患者は、アメリカ・カリフォルニア州在住の36歳の日本人男性。6月21日にアメリカから成田に到着し高崎市の実家に一時帰国した。22日からのどに痛みあり、23日から熱感があったため、24日、本人が心配で発熱相談に電話し、医療機関を受診した。受診時は37・8度の発熱があり、簡易検査の結果、A型が陽性であったため、群馬県衛生環境研究所でPCR検査を行い、24日夜に新型インフルエンザに感染していることが確認された。
患者の熱36度台で安定しており、現在、自宅療養中。また家族も自宅療養している。22日に接触したした人を調査しているが、患者は医療機関の受診以外は、自宅で待機をしており、高崎市内での感染拡大の可能性は低いと考えられている。
高崎市ではイベント等の自粛などは必要ないとしている。松浦市長は、常任委員会で「高崎で初の患者が報告された。市民の健康と福祉を守るために取り組みたい」と考えを述べた。