高崎市北公民館が落成/記念式典開かれる
(2009年6月5日)
落成記念でテープカット
高崎市北公民館の落成記念式典が五月三十日に行われた。地元町内会や団体、社会教育関係者を集め、盛会となった。
高崎市は、一校区一公民館を実現し、全国に誇る社会教育基盤を整えている。そうしたなか、老朽化し手狭になった本町の旧北公民館の建て替えが地域から強く要望され、高崎市は同公民館周辺の一体的な土地利用を含め検討を行ってきた。昭和町の市民プール廃止により、跡地に新しい北公民館が建設された。高崎市としては初めての平屋建てで完全バリアフリー設計。床暖房の図書室、オール電化の調理室、ロビーの談話コーナーを備え、地域の要望と使いやすい工夫が取り入れられている。敷地も広く五十台が駐車でき、中心市街地の公民館としては使い勝手に優れている。
式典では、紋谷寧児北地区区長会長が「皆様の力で開館できた」と開会のあいさつ。北公民館運営推進委員会の笹谷清委員長は「多年にわたって待ち望んできた公民館が開館し感激がいっぱい。建設までには幾多の問題があったが皆様の多大な尽力に感謝したい。心のかよう豊かな社会教育活動が展開できるよう運営していこう」と式辞を述べた。
座間愛知副市長は「旧北公民館は、五十年も大切に使っていただいた。新しい公民館も長く愛してほしい。一校区一公民館は全国的にみても数少ない取り組み。市民一人ひとりが輝き全国に誇れる教育文化活動を推進していく」と松浦市長の祝辞を紹介した。
高崎市議会の田中治男議長は「長年の夢がかない地元の喜びもひとしお。設備も最新で地域拠点として末永く愛してほしい」、中島雅利教育長は「私も教員と北小に九年間お世話になり子どもと学んだ。心待ちにしていた公民館が完成し、若者と高齢者の交流の場としても期待している」、区長会中央地区の竹中三郎ブロック長は「後から建設するほうが良かったのかなと、うらやましいほど立派な公民館ができた」と祝った。
今井道朗公民館長は「生涯学習の場、まちづくりの場、いこいの場となる公民館をめざし、地域の発展につくしたい」とあいさつした。北地区区長会の清水英徳副会長は「公民館活動を通じて文化を発信し、高崎市のために皆さんとともに歩みたい」と閉会のあいさつをした。
落成を記念し、戸塚巌さん、友松敬三さん、植原大二郎さん、施工業者の株式会社桑原工務店、株式会社アイテク、東栄電工株式会社に感謝状が贈られた。