新たな都市創造の出発点に/高崎市・吉井町が合併
(2009年6月2日)
松浦市長の式辞
大山さんと子ども達、会場全員でふるさと合唱
1日に合併記念式典
六月一日に高崎市と吉井町が合併し、人口37万人、面積460平方キロの新高崎市が誕生。群馬音楽センターで記念式典が行われた。
吉井地域の住民代表として斎藤軍雄元町長は「吉井町の歴史、文化、伝統、地域資源を受け継ぎ、守り伝え、新しい高崎市として発展させていけると確信している。新市の中で吉井らしい発展が遂げられ、市民の一体感が早期に芽生えることを願っている」とあいさつした。
高崎市議会の田中治男議長は「高崎と吉井は生活文化圏を共有し、密接に関係しながら発展してきた。将来に姿をしっかり見つめ、魅力ある地域づくりをめざし37万新高崎市の念願がかなった」、来賓の富岡由起夫参議は「難産の合併で、大変なみちのりを歩んでこられた。問題を徹底的に議論され、前向きな合併が実現された。高崎市の大きな飛躍につなげてほしい」と祝辞を述べた。大沢知事は「個性ある市とまちが合併し、県内一の37万都市として生まれ変わった」、群馬県議会・原議長は「新高崎市は歴史文化の豊かな県を代表する都市。魅力ある都市として発展してほしい」、関根國男県議は「新高崎市の優位性を最大限生かしてほしい」と期待した。
式典では高崎商科大学附属高ペップアーツ部の舞踊、真庭念流の演武が披露され、会場から大きな拍手を受けた。群馬交響楽団、声楽家・大山亜紀子さん、吉井幼稚園、佐藤幼稚園、明徳幼稚園、城南幼稚園の歌唱が会場を感動に包んだ。ロビーでは、多胡碑、山上碑、金井沢碑のレプリカが展示された。千三百年前の旧多胡郡が、今回の合併で再びひとつの行政区となり、上野三碑が新高崎市の一体感のシンボルとして紹介された。