創造学園大学に適切な運営求める
(2009年5月5日)
高崎市は、創造学園大学(本部・八千代町)について今後の対応を示した。創造学園大学は、創造芸術学部(一学年定員百八十人)、ソーシャルワーク学部(一学年定員百人)を設置し、平成十六年(2004)四月に開学した。高崎市は、教育振興、地域活性化の観点から、大学の建物建設費及び設備に要する費用を対象に1億5千万円の補助金を交付した。
今般、教職員への給与遅配が発端となり、文部科学省並びに群馬県による財務状況等の調査に伴い、平成十四~十六年(2002~04)の決算書類と文科省と群馬県に提出した書類に整合性がとれないことが判明した。
文科省と県は、同大学を運営する学校法人堀越学園に対して、事実関係を調査のうえ、結果を報告するとともに、経営改善計画を提出するよう求めている。
堀越学園では、内部調査の後、専門家を含めた外部機関による調査を行い、その結果をふまえて経営改善計画を取りまとめていくとしている。
高崎市は、平成二十一年度入学予定者(創造芸術学部77人、ソーシャルワーク学部21人)を含めた在学生がいること、市が補助金を交付している経緯があることから、今後も大学が適切に運営されるよう求めていく。