市民が誇れる風格のある街区に

(2009年5月1日)

市民が誇れる風格のある街区に高崎駅西口ペデデッキで式典

高崎駅西口線が完成

 群馬県と高崎市が整備を進めていた高崎駅西口線工事がこのほど終了し、二十九日に完成式典が行われた。

 高崎駅西口線は高崎のシンボルロードで、城趾地区から高崎駅西口まで、「シンフォニーロード」として整備が行われてきた。共同溝による電線地中化や、修景、植裁によって風格のある街路を形成する。平成六年、高崎シティギャラリー竣工とあわせて、城趾からあら町交差点まで開通。同交差点から高崎駅までの319mが今回の整備区間。高崎駅周辺(西口)土地区画整理事業、高崎駅西口線周辺土地区画整理事業によって進められた。

 式典で松浦市長は「三十年の年月をかけて整備してきたが、全ての工事を終了し完成した。緑化フェアで寄せられた四千六百万円を超える協賛金を活用して街路整備を進めることができた。高崎市の玄関が市民の力で完成し意義深い。群馬県を代表する品格ある都市づくりを進めたい」とあいさつ。大沢知事は「高崎市の新しい顔が誕生した。県の玄関口として利活用がはかれるものと期待している」と祝辞を述べた。

 高崎市議会の柴田正夫議長は「交流拠点として着実に発展し集大成の西口線が完成した」、橋爪洋介県議は「長年の問題を解決し、みんなの心が一つになって今日に至っている」。高崎商工会議所の原浩一郎会頭は「高崎駅と城趾地区をつなぐシンボルロードとして開放感のある都市空間、風格のある街区が生まれた。高崎の都市戦略の一翼を担う重要な位置づけを持っている」と意義を語った。座間愛知副市長は「本市の顔として市民が誇りを持ち、歩いて楽しいシンボル空間が求められていた。道路の混雑や緑地の不足を解消し、土地の高度利用ががはかれるよう、緑を基軸に風格のある道路として整備した」と経過報告を行った。

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